この記事では、ANC Bluetoothヘッドフォン OneOdio SuperEQ S2 をレビューします。
この記事は、OneOdio 様からご提供いただいたサンプルを使用してレビューします。
気になるところもしっかりと書かせていただきました。
結論としては、低価格でありながらしっかりとした音が出る商品でした。
ただし、(私の様に)頭が大きい人は装着時に圧迫感があるため、注意が必要です。
その辺りも含め、写真盛りだくさんでレビューしているので購入を検討されている方は参考にして下さい。
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タップできるもくじ
OneOdioってどんな会社?
OneOdio(ワンオディオ)は2015年、香港に設立された、DJ・Bluetooth・ノイズキャンセリングヘッドホンなどの製造・販売を行っている会社です。
OneOdio(ワンオディオ)はオーディオ機器の製造・開発において10年以上の経験を有し、高品質かつコストパフォーマンスに優れたヘッドフォンを各種取り扱っております。
引用 – OneOdio 企業情報
DJ、モニター、ハイレゾ業界にしっかりと根を下ろし、OneOdioは確たる評価を得ております。
また、ヨーロッパ、北米、アジアなど30カ国以上のANC業界において、ユニークなサウンドと音楽体験を創造し続けています。
ノイズキャンセリング付きBluetoothヘッドホン OneOdio SuperEQ S2 の特徴
OneOdio SuperEQ S2 Bluetoothヘッドホンの特徴は次の通りです。
パピックス
公式情報を元に説明するよ。
ポップなデザイン
遊び心のある3つのカラーバリエーションがあります。
- ブラック
- オレンジ×グリーン
- ブラック×グリーン
ANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載
遮音性を高めるノイズキャンセリング機能を搭載しているので、騒がしい場所でも周囲のノイズを打ち消します。
周囲の音を集音し、これと逆位相の信号をオーディオ信号と混合して出力することによって、ヘッドホン外部から侵入する環境音を軽減します。
CVC 8.0ノイズキャンセリング搭載
本体にはクリアな音声で通話ができる高感度マイクを内蔵しています。
CVC 8.0ノイズキャンセリング技術は周囲の雑音を削減したハンズフリー通話が可能となります。
急な通話などで騒がしい中で使用する場合でも便利です。
心地いい装着感なオンイヤーヘッドホン
耳の角度に合わせて90度回転できるスイベル機構を採用したハウジング、スムースな長さ調節を可能にしたヘッドバンドにより、耳にしっかりフィットするので長時間のリスニングでも快適な装着感を維持できます。
軽量で肌触りが良く、さらに通気性が良い低反撥プロテイン生地のイヤーパッドを採用しています。
Bluetooth5.0対応で快適なワイヤレス通信
QCC3003高精度Bluetooth5.0チップを搭載。
Bluetooth 4.2と比べ通信速度・通信距離が向上しています。
コーデックはSBC・AACをサポートしています。
※ヘッドホンジャック(AUX 3.5mm)でも使用可能。
コンパクト収納
折りたたみ、回転、伸縮でコンパクトに収納可能です。
最大25時間使用可能
Bluetooth使用時、最大25時間使用可能。
ANC使用時でも18時間使用可能です。
ANC+Bluetooth:最大18時間
Bluetooth:最大25時間
ANC:最大45時間
OneOdio SuperEQ S2 レビュー
OneOdio SuperEQ S2 について次の項目に分けてレビューしていきます。
外観・付属品
OneOdio SuperEQ S2の同梱品は次の通りです。
- SuperEQ S2本体
- 袋
- 充電用USBケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- 飛行機用アダプター
- 取扱説明書など
OneOdio SuperEQ S2の外観を見ていきます。
次の写真が SuperEQ S2 本体左側のユニットです。
少し好みの分かれそうなデザインですが、それほど悪くない気がします。
次の写真が SuperEQ S2 本体右側のユニットです。
右側ユニットには操作するためのボタンが用意されています。
タッチセンサーではなく、押すと「カチカチ」という音がするハードボタンです。
ボタンは次の4つです。
- マルチファンクションボタン(MFB)
- ANCボタン
- 音量-/曲戻しボタン
- 音量+/曲送りボタン
LEDもあり、電源とANCの状態を表します。
次の写真は SuperEQ S2 本体下面です。
SuperEQ S2 本体下面には次の入出力が用意されています。
- USB-C充電ポート
- 充電LED
- 3.5mmオーディオポート
- 内蔵マイク
次はイヤーパッド。
さわり心地良く、とても柔らかいです。
材質的には少し弱めに感じます。
装着していない状態で、イヤーパッドの深さは約2cmありました。
次の写真は、付属の袋です。
しっかりした材質のフェイクレザーです。
SuperEQ S2 を楽に出し入れできる大きさですね。
SuperEQ S2 を完全に入れた状態が次の写真です。
ゆったりと余裕のある大きさの袋です。
次はSuperEQ S2の収納性を見ていきましょう。
完全に折りたたんでコンパクトにするとこんな感じになります。
折りたたんだ状態から使用状態に持って行くのはこんな感じです。
関節部分は少し固めに感じました。
特にロック機構などはないので思い切って曲げてOKです。
ユニット部は約2cm伸縮できる機構になっています。
次は付属品です。
次の写真は充電用USB-Cケーブルです。長さ約60cmでした。
こちらは3.5mmオーディオケーブル。長さ約1mです。
こちらは飛行機用アダプター。(使うのだろうか?)
サイズ・重さ
OneOdio SuperEQ S2の実際の重さを量ってみました。
スペックに記載されていたとおり、ピッタリ210gでした。
装着してみたところ、サイズは少し小さめでした。
私は、「頭がでかい+形が悪い」ため、ぎりぎり装着できたという感じ…。
頭頂部はやや圧迫感があり、長時間の使用は少しストレスになります。
子どもにはちょうど良いかも。
パピックス
頭がでかい人は注意しましょう。
次はイヤーパッド。
大きさを測ってみたので次の表に記載します。
方向 | 内側 | 外側 |
---|---|---|
縦 | 33mm | 78mm |
横 | 33mm | 78mm |
SuperEQ S2 はオンイヤータイプのヘッドホンなので耳を押さえつける感じになります。
オンイヤータイプはしんどいという方が多いので、購入前にサイズの確認をしておいた方がいいでしょう。
音質
SuperEQ S2 の音質は、価格帯を前提に考えると十分なレベルだと感じました。
SuperEQ S2 は公式サイトで4,099円ですが、割引やクーポンなどを使うと約3,000円で購入できる時があります。
私の主観で音質の感想をまとめると次の通り。
- 低音が強め
- 高音弱め
- 奥行きが感じづらい
高音質を望むならおすすめしませんが、「そこそこの音質で低価格なワイヤレスヘッドホンが欲しい」というリクエストには応えてくれる商品です。
全体的にはしっかりした音を出してくれます。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)の効果
OneOdio SuperEQ S2 にはANC(アクティブノイズキャンセリング)機能が搭載されています。
周囲の音を集音し、これと逆位相の信号をオーディオ信号と混合して出力することによって、ヘッドホン外部から侵入する環境音を軽減する機能です。
少しざわざわする程度の部屋で使ってみたところ、あまり効果を感じることができませんでした。
そこで、私の家の工場(こうば)でANCを使ってみました。
工場はこんな感じで機織り機が3台稼働しています。
スマホで騒音を測定すると約73dbあります。
混雑した車道と同じ騒音だそうです。
この73dbの環境だと、ANCの効果ははっきりと現れました。
パピックス
ANCをオンからオフにするとかなりうるさく感じたよ。
ここまでうるさい環境で使用するのは希かもしれませんが、雑音で困っている人はANCオンで音楽を聴けば快適になりそうです。
装着感
OneOdio SuperEQ S2の装着感は、正直に言うと良いとは言えません。
ただし、私の頭が大きいのと形が悪いのも原因です。
ストレスを感じたのは、まず頭頂部。圧迫感を感じます。
パピックス
もう少し伸ばせるといいんだけど。
もう一つストレスを感じたのは耳を挟み込む強さ。
少し強い感じがしました。
これら2点のストレスがあり、長時間の使用は難しそうです。
イヤーパッドの柔らかさは良い感じだったので、頭の小さい人であれば問題無さそうに思います。
イヤーパッドの大きさは次の表の通りです。
方向 | 内側 | 外側 |
---|---|---|
縦 | 33mm | 78mm |
横 | 33mm | 78mm |
イヤーパッドが良い感じと言いましたが、あくまでもオンイヤータイプなので耳を押さえつけてしまいます。
そもそもオンイヤータイプが合わない人もいるので、心配な場合はオーバーイヤータイプを選ぶことをおすすめします。
操作性
OneOdio SuperEQ S2の操作は本体右側ユニットに集約されています。
ボタンは上下左右の4つなので、装着したままでも押したいボタンを押すことができます。
欲を言えば、ボタンの形状で機能が認識できるとありがたいなと思いました。
パピックス
ふとわからなくなるんだよね。
耐久性
イヤーパッドの材質が、少し頼りなさそうに思いました。
同メーカーのSuperEQ S1はS2よりもしっかりした質感で安心感があったので、同レベルにしてもらえるとうれしいですね。
気になったところ、良かったところ
OneOdio SuperEQ S2の気になったところ、良かったところを次の表にまとめました。
- イヤーパッドの耐久性に不安あり。
- 頭が大きい人には圧迫感がある。
- 操作ボタンを触っただけでは何のボタンか認識できない。
- 購入しやすい価格。
- お値段以上の音の良さ。
- AACに対応。
- 2年間保証。
特に気になったのは装着時の圧迫感です。
これは頭の大きい人限定の問題かもしれませんが、装着感は重要なので購入を検討している人は注意が必要です。
OneOdio SuperEQ S2の使い方
OneOdio SuperEQ S2の使い方を説明します。
パピックス
使い方を重視する方は参考にして下さい。
ヘッドホンインジケーター(LED)の意味
SuperEQ S2のヘッドホンインジケーター(LED)の状態と意味は次の表の通りです。
LED | 状態 | 意味 |
---|---|---|
電源LED/ANC LED | 青と赤で交互に点滅 | ペアリング状態 |
電源LED/ANC LED | 青で点滅 | 接続成功 |
電源LED/ANC LED | 青でゆっくり点滅 | 音楽再生中 |
電源LED/ANC LED | 緑 | ANCオン |
充電
SuperEQ S2 を充電するには、左ユニット下面のUSB充電ポートにケーブルを挿します。
充電LEDの状態と意味は次の表の通り。
LED | 状態 | 意味 |
---|---|---|
充電 LED | 赤 | 充電中 |
充電 LED | 消灯 | 充電完了 |
充電 LED | 消灯→赤 | バッテリレベル低下 |
電源オン/オフ
SuperEQ S2 の電源をオン/オフはマルチファンクションボタン(MFB)で行います。
動作 | ボタン | 操作 |
---|---|---|
電源オン | MFB | 約3秒間長押し |
電源オフ | MFB | 約3秒間長押し |
Bluetoothペアリング
SuperEQ S2をペアリングする手順を説明します。
- STEP
LEDが青と赤で交互に点滅するまで、MFBを約3秒間押し続けます。
- STEP
SuperEQ S2を接続するデバイスのBluetoothをアクティブ化し「SuperEQ S2」と接続します。
- STEP
必要に応じてペアリングパスワード「0000」を入力します。
- STEP
ペアリングが正常に完了すると、ヘッドホンで音声案内が流れ、インジケータが青に変わります。
次回からは、ヘッドホンの電源をオンすると、最後に接続していたデバイスに自動的に再接続されます。
Bluetooth接続に関する操作は次の表の通りです。
動作 | ボタン | 操作 |
---|---|---|
ペアリングモードに入る | MFB | 3秒長押し |
ペアリング記録リセット | +と- | 同時に約5秒長押し |
操作
SuperEQ S2 の操作方法は次の表の通りです。
動作 | ボタン | 操作 |
---|---|---|
再生/一時停止 | MFB | 1回押す |
音量+ | + | 1回押す |
音量- | - | 1回押す |
曲送り | + | 長押し |
曲戻し | - | 長押し |
ANC オン/オフ | ANC | 1回押す |
電話にでる/切る | MFB | 1回押す |
Siriの呼び出し | MFB | ダブルタップ |
OneOdio SuperEQ S2の製品仕様
OneOdio SuperEQ S2の製品仕様を次の表にまとめました。
項目 | 説明 |
---|---|
メーカー | OneOdio |
型式 | SuperEQ S2 |
タイプ | オンイヤー |
ドライバー | 40mm |
感度 | 102±3db |
周波数応答 | 20Hz-20KHz |
インピーダンス | 32Ω |
ANC(アクティブノイズキャンセリング) | あり 騒音低減効果 20~25db |
通話用ノイズキャンセリング | CVC 8.0 |
カラー | ・オレンジ×グリーン ・ブラック×グリーン ・ブラック |
ヘッドホンジャック | AUX 3.5mm |
無線通信方式 | Bluetooth Ver.5.0 |
Bluetoothチップ | QCC3003 |
Bluetooth 最大通信距離 | 10m |
コーデック | SBC / AAC |
対応プロファイル | HFP / HSP / A2DP / AVRCP |
製品サイズ | 17 x 18 x 8 cm |
重さ | 210 g |
バッテリー | 500mAh |
再生可能時間 | ANC+BT:最大18時間 BT:最大25時間 ANC:最大45時間 |
充電時間 | 約2時間 |
OneOdio SuperEQ S2のよくある質問
OneOdio SuperEQ S2 のよくある質問をまとめました。
Q
SuperEQ S2 は電池交換可能ですか?
A
できません。
Q
SuperEQ S2 の操作ボタンはタッチセンサーですか?
A
違います。ハードボタンです。
OneOdio SuperEQ S2のレビューまとめ
この記事では、オンイヤーBluetoothヘッドホン OneOdio SuperEQ S2 をレビューしました。
SuperEQ S2は、低価格でありながらしっかりと音が出ており、音に関しては満足のいく商品でした。
不安な点としては、イヤーパッドの材質が少し弱く思えました。
また、(私の様に)頭が大きい人には、装着時に圧迫感があります。
サイズ小さめでポップなデザインなので、女性や子どもをターゲットとした商品に感じました。
SuperEQ S2 の上位モデルで「外部音取り込みモード」を搭載した OneOdio SuperEQ S1 もレビューしてるので、よかったらこちらの記事も読んで下さい。