この記事では、aptX HD対応BluetoothヘッドホンMPOW H20 QCC3034 VER.をレビューします。
MPOW H20 QCC3034 VER. は低価格ながらAAC・apt-X・apt-X HDに対応しており、高音質・低遅延で音楽を聴くことができます。
また、装着感もよく、頭の大きい私でも問題なく装着できるサイズでした。
ただ、1点USB充電ポートへのケーブルの接続に関しては使いづらさがありました。
その辺りも含め、写真盛りだくさんでレビューしているので購入を検討されている方は参考にして下さい。
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MPOW H20「QCC3034 VER.」と「QCC3024 VER.」の違い
MPOW H20 には次の2種類あります。
- QCC3034 VER.
- QCC3024 VER.
違いを次の表にまとめました。
項目 | QCC3034 VER. | QCC3024 VER. |
---|---|---|
チップ | Qualcomm QCC3034 | Qualcomm QCC3024 |
コーデック | SBC / AAC / apt-X / apt-X HD | SBC / AAC |
最大連続再生時間 (音楽再生時) | 50 時間 | 30 時間 |
定価 | 5,999円 | 4,999円 |
この記事で紹介する「QCC3034 VER.」の方が上位モデルです。
大きな違いは「コーデック」。
QCC3034 VER. はapt-X・apt-X HDに対応しているので、android端末でも高音質・低遅延で音楽を聴くことができます。
apple端末を使用している場合は、充電時間が選択のポイントになります。
MPOW H20 QCC3034 VER.の特徴
MPOW H20 QCC3034 VER.の特徴は次の通りです。
パピックス
公式情報を元に説明するよ。
国際的デザインアワード Red Dot Design 受賞
水滴からインスパイアされた独創的なデザインは、国際的デザインアワードである”レッドドットデザイン賞”にも認められ、2019年に受賞。男性にも女性にもマッチするユニセックスなデザインは、洗練されたイメージを演出いたします。
引用 – MPOW H20
クリアーな高音と深みのある低音
Bluetooth 5.0テクノロジーにより以前のバージョンより通信範囲が向上し、音の途切れは減少しています。
堅固な内部サウンドプラットフォームを備えたこのヘッドホンは、豊かな高音と胸に深く共鳴するような低音を響かせます。
高音質コーデックaptxだけでなく、aptx-HDコーデックにも対応しています。
また、AACにも対応しています。
CVC8.0通話ノイズキャンセル搭載
先進なQCCチップを採用。
CVC8.0通話ノイズキャンセル技術と結合してノイズを有効に低減し、ハイファイ音質を提供すると同時にクリアな通話効果を確保しました。
ボタンを押せば電話を出る/切る/拒否するなどの操作ができます。
最長50時間駆動
人間工学的に基いた耳かけ型デザイン
耳の上部に引っ掛け独特のフックがあり、ヘッドホンを耳にしっかりと固定できます。
超軽量で着け心地がよく、長時間使用しても耳の負担が少ないです。
表面には伸びのよい合成皮革を、内部の素材には低反発のウレタンフォームを採用しています。
縫い目が頭に触れない構造をとることで、柔らかく頭の形にフィットし、遮音性を向上しています。
イヤーパッドが内側に倒れ込む構造を採用して、耳を包みこむような快適な装着性と高い気密性を実現しています。
MPOW H20 QCC3034 VER.レビュー
MPOW H20 QCC3034 VER. について次の項目に分けてレビューしていきます。
外観・付属品
MPOW H20 QCC3034 VER.の同梱品は次の通りです。
- ヘッドホン本体
- Micro USBケーブル
- 収納袋
- 3.5mmオーディオケーブルジャック
- 取扱説明書など
MPOW H20の外観を見ていきます。
次の写真は前面です。
シンプルですが飽きのこないデザインです。
パピックス
会社でも使えそうなデザインでいいね。
シルバーの部分がアクセントになっています。
次は下面です。
右のユニットにはボタンなどの入出力が集まっています。
次は側面。
側面もシンプルです。
MPOWのロゴの部分は水滴の形ですね。
色ではなく、角度を付けた面で光り方を変えるデザインはオシャレですね。
パピックス
シンプルデザイン好きにはたまらない。
次は上面です。
山になった頂上で作られたラインがとてもユニークでいいですね。
パピックス
シンプル・イズ・ベスト!
ヘッドバンド部の頭に接する面はクッションが効いていて、負担を減らしてくれるように考えられています。
伸縮させるスライド部はこちら。
片側で3cm、両側で6cm伸びます。
これだけ調整可能ならほとんどの人の頭にあうと思います。
ちなみに、私は頭が大きい方ですが問題なく装着できました。
また、本体はコンパクトに折りたたむことができます。
折りたたんだ状態はこちらです。
次はイヤーパッド。
イヤーパッドの大きさは次の表の通りでした。
方向 | 内側 | 外側 |
---|---|---|
縦 | 56mm | 98mm |
横 | 40mm | 84mm |
私の耳は小さめですが、イヤーパッド内にすっぽり入り、長時間の使用でも耳が痛くなることはありませんでした。
パッドは柔らかいですが、破れそうな感じはありません。
こちらが付属の袋。
袋もシンプル。
袋の内側も丁寧な作りです。
こういうところ、ダイジですよね。
付属のイヤホンジャックケーブルは約120cmでした。
こちらは付属の充電用USBケーブル。
長さは約50cmです。
サイズ・重さ
MPOW H20 の実際の重さを量ってみました。
262gでした。
サイズは6cmまで調節可能なので、私の大きな頭でも問題なく装着できました。
イヤーパッドの大きさはかなり大きく、装着時も耳を圧迫しないため、長時間の使用でもストレスありません。
イヤーパッドの大きさはこちら。
方向 | 内側 | 外側 |
---|---|---|
縦 | 56mm | 98mm |
横 | 40mm | 84mm |
音質
MPOW H20 QCC3034 VER.は次のコーデックに対応しています。
- SBC
- AAC
- apt-X
- apt-X HD
コーデックで音質が悪くなると、本体の性能が発揮できないので注意が必要です。
apple端末ならAACがあるので問題なし。
android端末でもapt-Xに対応しているので高音質、低遅延で音声を聞くことができます。
2021年8月だと、クーポンなどの利用で実売価格5,000円程度で購入可能ですが、この価格帯でapt-X対応しているってすごいです。
しかもapt-X HDまで対応だなんて。
実際に半年以上使ってみた音質に関する感想です。
- 低音は適度で快適
- 高音はしっかりと表現されている
- 奥行を感じる
- 全体的なバランス良し
まとめると、文句ありません。
約5,000円でこの音質が手に入るとは、本当にいい時代になったものです。
装着感
MPOW H20の装着感は良いです。
耳を覆ってくれるイヤーパッド、長時間の使用でもストレスがありません。
伸縮できるスライダーがあるので、私と娘達が、都度調整しながら共用で使っています。
娘達はプライムビデオを長時間見ていますが、痛いとか嫌だとか文句を言ったことがありません。
パピックス
快適すぎてやめてくれない!
「安定した装着感」という感じです。
操作性
MPOW H20の操作は本体右側ユニットに集約されています。
ボタンは「○」「+」「-」の3つなので、とてもわかりやすいです。
装着したままでも操作は問題ありません。
唯一、ストレスを感じるのが、充電ポートにUSB充電ケーブルを挿すときです。
充電ポートのカバーをはずしてもカバーが逃げてくれず、非常にケーブルが挿しづらいです。
挿した状態はこちら。
パピックス
かなり邪魔そうでしょ?
他に文句がないだけに、残念なポイントでした。
気になったところ、良かったところ
MPOW H20 QCC3034 VER.の気になったところ、良かったところを次の表にまとめました。
- 充電ポートにケーブルが挿しづらい
- AAC・apt-X・apt-X HDに対応している
- 音質はバランス良く文句なし。
- デザインがシンプル。
必要な機能がそろっており、様々な用途で使用できるとても良いヘッドホンです。
- 会社やテレワークでの使用
・デザインがシンプルなので違和感なし。
・低遅延なのでオンライン会議でもストレスなし。 - ビデオ鑑賞
・低遅延なので音ずれに対するストレス無し。
・長時間でも耳が痛くならない。 - 音楽鑑賞
AAC・apt-X・apt-X HDといった高音質コーデックに対応している。
MPOW H20 QCC3034 VER.の評判・口コミ
MPOW H20 の評判について調べてみました。
パピックス
コスパはかなり高いです。
パピックス
これだけの音がお手頃価格で買えるなんていい時代!
パピックス
個人的には音より装着感がダイジ。
耳痛いのイヤだもん。
MPOW H20 QCC3034 VER.の使い方
MPOW H20 の使い方を説明します。
パピックス
使い方を重視する方は参考にして下さい。
充電
MPOW H20を充電するには、右ユニット下面のUSB充電ポートにケーブルを挿します。
LEDの状態と意味は次の表の通り。
状態 | 意味 |
---|---|
赤が点灯 | 充電中 |
青が点灯 | 充電完了 |
電源オン/オフ
MPOW H20の電源をオン/オフは「○」ボタンで行います。
動作 | ボタン | 操作 |
---|---|---|
電源オン | ○ | 2秒間長押し |
電源オフ | ○ | 5秒間長押し |
Bluetoothペアリング
MPOW H20をペアリングする手順を説明します。
- STEP
「○」を約5秒間押し続け、ペアリングモードにします。
ペアリングになるとLEDが赤と青で交互に点滅し、「Pairing」という音声が流れます。
- STEP
接続するデバイスのBluetoothをアクティブ化し「Mpow H20 Plus」と接続します。
接続が完了すると「Connected」という音声が流れます。
操作
MPOW H20の操作方法は次の表の通りです。
動作 | ボタン | 操作 |
---|---|---|
再生/一時停止 | ○ | 1回押す |
音量+ | + | 1回押す |
音量- | - | 1回押す |
曲送り | + | 2秒間長押し |
曲戻し | - | 2秒間長押し |
電話にでる/切る | ○ | 1回押す |
電話を拒否する | ○ | 2秒間長押し |
Siriの呼び出し | ○ | ダブルタップ |
リセット | +と○ | 電源オンの状態で同時に5秒間長押し |
MPOW H20 QCC3034 VER.の製品仕様
MPOW H20 QCC3034 VER. の製品仕様を次の表にまとめました。
項目 | 説明 |
---|---|
メーカー | Mpow |
型式 | H20 QCC3034 VER. |
タイプ | オーバーイヤー |
接続方式 | 無線:Bluetooth 5.0 有線:ヘッドホンジャック |
ヘッドホンジャック | AUX 3.5mm |
ANC(アクティブノイズキャンセリング) | 無し |
通話用ノイズキャンセリング | CVC 8.0 |
カラー | ブラック |
ドライバー | φ40mm ダイナミック型ドライバー |
再生可能時間 | 50 時間(音楽再生時) |
Bluetoothチップ | Qualcomm QCC3034 |
コーデック | SBC / AAC / apt-X / apt-X HD |
プロファイル | A2DP / AVRCP / HFP / HSP |
製品サイズ | 18 x 19 x 8 cm |
重さ | 262 g |
充電時間 | 約2時間 |
防水性能 | なし |
MPOW H20 QCC3034 VER.のよくある質問
MPOW H20 のよくある質問をまとめました。
Q
MPOW H20の電源が入らない。
A
充電中は電源を入れることができません。
Q
MPOW H20で使用するコーデックはどうやって選択するのですか?
A
接続した相手によって自動的にコーデックが選択されます。
MPOW H20 QCC3034 VER.のレビューまとめ
この記事では、aptX HD対応BluetoothヘッドホンMPOW H20 QCC3034 VER.をレビューしました。
MPOW H20 QCC3034 VER.は、実売価格約5,000円~6,000円と比較的安価ながらデザイン、音質ともに満足のいくレベルでした。
唯一惜しかったのが、充電ポートへのケーブルの挿しづらさです。
充電ポートのカバーをもう少しよけることができるだけで使い勝手がよくなりそうです。
逆に言うと、それ以外はとても優秀でコスパ的にも超おすすめなヘッドホンでした。
では。