この記事では、ANC Bluetoothヘッドフォン OneOdio SuperEQ S1 をレビューします。
この記事は、OneOdio 様からご提供いただいたサンプルを使用してレビューします。
最初に、SuperEQ S1 の気になったところ、良かったところをまとめると次の通りでした。
- aptXに非対応。
- ノイズキャンセリングが優秀。
- 音質は価格以上で十分満足のいくレベル。
- 装着したままでも凹凸で操作ボタンが認識できる。
- 「L」と「R」の時で左右のユニットが識別しやすい。
- AACに対応。
- 伸縮可能で左右で6cm伸ばすことが可能。
頭が大きい人でも安心。 - 2年間保証
実売価格約5,000円という点を踏まえると、コスパがかなり高い商品でした。
それでは、写真多めでレビューしていきます。
次の画像または目次をクリックすると読み飛ばしできます。
タップできるもくじ
OneOdioってどんな会社?
OneOdio(ワンオディオ)は2015年、香港に設立された、DJ・Bluetooth・ノイズキャンセリングヘッドホンなどの製造・販売を行っている会社です。
OneOdio(ワンオディオ)はオーディオ機器の製造・開発において10年以上の経験を有し、高品質かつコストパフォーマンスに優れたヘッドフォンを各種取り扱っております。
引用 – OneOdio 企業情報
DJ、モニター、ハイレゾ業界にしっかりと根を下ろし、OneOdioは確たる評価を得ております。
また、ヨーロッパ、北米、アジアなど30カ国以上のANC業界において、ユニークなサウンドと音楽体験を創造し続けています。
OneOdio SuperEQ S1の特徴
OneOdio SuperEQ S1の特徴は次の通りです。
パピックス
公式情報を元に説明するよ。
クールなデザイン
ツートンカラーでクールなイメージのデザイン。
金属構造で質感も良いです。
カラーは次の2色あります。
- ブラック
- ホワイト
ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)
4個の外向きのマイクで周りのノイズを検知し、聴く前に除去します。
さらに、内向きのマイクが耳の内側の不要な音を聞き取り、アンチノイズ機能で除去します。
最大の騒音低減効果33dB。
バス、電車、飛行機、声の飛び交うオフィスでも、お気に入りの曲に没頭できます。
外部音取り込みモード
Bluetooth ヘッドセットを外さずに自然な感覚でそばにいる人と話したり、周囲の音を聞くことができます。
HiFi高音質と優れた重低音
40mmダイナミックドライバーを搭載したことにより、幅広い周波数レンジとタイトで力強い重低音を生み出し、あらゆる重低音の細部を豊かに表現。
すべての可聴域で歪みを最小にとどめた、質の高いサウンドを生み出します。
Bluetooth5.0
Bluetooth5.0チップを搭載。コーデックはSBC・AACをサポート。
Bluetooth 4.2と比べ通信速度・通信距離が向上しています。
※ヘッドホンジャック(AUX 3.5mm)でも使用可能。
人間工学に基づいた設計
柔らかい手触りの低反撥ウレタン素材、通気性のあるニットメッシュ素材を使用。
最大45時間連続再生
380mAH大容量のバッテリーを採用し、1回満充電すれば、45時間再生できます。
ANC+Bluetooth:最大40時間
Bluetooth:最大45時間
ANC:最大50時間
OneOdio SuperEQ S1 レビュー
OneOdio SuperEQ S1 について次の項目に分けてレビューしていきます。
外観・付属品
OneOdio SuperEQ S1の同梱品は次の通りです。
- OneOdio SuperEQ S1本体
- 袋
- 充電用USBケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- 飛行機用アダプター
- 取扱説明書など
OneOdio SuperEQ S1の外観を見ていきます。
次の写真がOneOdio SuperEQ S1全体です。
ベースカラーの黒とアクセントカラーの赤がとても良い感じの色合いです。
パピックス
個人的にはかなり好み!
次の写真が SuperEQ S1 本体右側です。
しっかりとした作りで、低価格帯のモデルとは一線を画しています。
次の写真は SuperEQ S1 本体上側です。
非常にシンプルですが、少し見える赤がとても良い感じです。
次の写真は SuperEQ S1 本体下面です。
下面も、少し見える赤がいいアクセントになっていますね。
次の写真は SuperEQ S1 本体背面です。
右側ユニットにボタンが集約されています。
ボタンは、少し出っ張っており、装着時でも認識しやすいです。
さらに、各ボタンに「:」や「・」を立体形状で表してあり、指でどのボタンか認識できるようになっています。
パピックス
装着したままボタンが認識できるのはグッド!
背面ボタンの少し上には、ノイズキャンセリングマイクの穴があります。
次はイヤーパッドの内側。
「R」と「L」が大きく書かれています。
パピックス
これはわかりやすい!
装着の度に左右を確認するから、一目でわかるようにしてあるのはありがたいですね。
次は本体伸縮部分です。
引っ張ると「カチカチッ」と音がして伸ばすことができます。
延びる長さは、片側3cm(両側6cm)です。
幅広い頭のサイズに対応できます。
また、任意の位置で止めても、勝手に長さが変わることはありません。
パピックス
適度な保持力!
ユニット部は全方向に傾きます。
顔の形に合わせてイヤーパッドの角度が変わるので、頭の形が悪くても大丈夫ですね。
外観は全体的に高級感があり、低価格帯モデルとは一線を画します。
同じメーカーのSuperEQ S2と比較してもワンランク上、って感じです。
折りたたむこともできます。
付属の袋(ポーチ)はこちら。
「SuperEQ」の文字があるので目印になりますね。
複数のヘッドホンを持っている場合は、中身がわかるのがいいです。
本体を収納してみます。
間口は広く、入れやすいです。
本体を完全に入れてみました。
ゆったりとしており、ケーブル類を入れても余裕があります。
こちらは3.5mmオーディオケーブル。長さ約120cmです。
次の写真は充電用USB-Cケーブルです。長さ約20cmでした。
こちらは飛行機用アダプターです。
サイズ・重さ
OneOdio SuperEQ S1の実際の重さを量ってみました。
282gでした。
スペック表には300gと記載されていましたが、約18g軽いですね。
サイズ感を比較するために、同じOneOdioのSuperEQ S2と並べて写真を撮ってみました。(どちらも伸縮部は伸ばした状態です)
わかりにくいかもしれませんが、左のSuperEQ S1の方が少し大きいです。
私の大きな頭で試すと、SuperEQ S1のほうはストレス無く装着できますが、SuperEQ S2は装着した瞬間から頭頂部に圧迫感があります。
ユニットとの連結部を一番伸ばした状態で実際にSuperEQ S1を装着してみたのが次の写真です。
私は頭が大きいので、伸縮部を最長にしてちょうどのサイズでした。
イヤーパッドの大きさもSuperEQ S2と比較してみました。
OneOdio SuperEQ S1は「オーバーイヤー」、OneOdio SuperEQ S2はオンイヤーということもあり、OneOdio SuperEQ S1の方がサイズが大きいです。
OneOdio SuperEQ S1のイヤーパッドの大きさは次の表の通りです。
方向 | 内側 | 外側 |
---|---|---|
縦 | 50mm | 95mm |
横 | 40mm | 80mm |
ちなみにOneOdio SuperEQ S2のイヤーパッドの大きさは次の表の通りです。
方向 | 内側 | 外側 |
---|---|---|
縦 | 33mm | 78mm |
横 | 33mm | 78mm |
音質
音質は好みの影響が大きいですが、主観で書くので参考にして下さい。
SuperEQ S1 の音質は、第一印象「かなりいい!」という感じ。
実売価格約5,000円でこの音が聞けるのかと驚きました。
ざっくりまとめると次の通り。
- 全体的な音のバランスよし
- 奥行きを感じる
- 適度な低音
- 高音くっきり
- 価格以上の音質
同メーカーのオンイヤーヘッドホンOneOdio SuperEQ S2と比較すると明らかにクラスが上の音質でした。
ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング
OneOdio SuperEQ S1 にはANC(アクティブノイズキャンセリング)機能が搭載されています。
周囲の音を集音し、これと逆位相の信号をオーディオ信号と混合して出力することによって、ヘッドホン外部から侵入する環境音を軽減する機能です。
私の家の工場(こうば)でANCを使ってみました。
工場はこんな感じで機織り機が3台稼働しています。
スマホで騒音を測定すると約73dbあります。(混雑した車道レベルの騒音)
この73dbの環境だと、ANCはかなりの効果です。
パピックス
S2よりS1の方が効果が大きかったよ。
ここまでうるさい環境で使用するのは希かもしれませんが、雑音で困っている人はANCオンで音楽を聴けば快適になりますね。
逆に、騒音のないところでANCを音にすると、違和感があり、頭がグォングォンする感覚がありました。
より静かさを求めて使うより、うるさいところでノイズを削減する方が適しているようです。
外部音取り込みモード
OneOdio SuperEQ S1 には「外部音取り込みモード」が搭載されています。
これは、ヘッドホンで音楽を聴いているときなどでもまわりの話し声が聴こえやすくなるモードです。
用途は、例えば「自分だけは聴きたい音楽をきいているけれど、話しかけられたら答えたい」というシーンです。
私の場合、妻に話しかけられたらすぐに答えられる状況でセミナー動画を視聴できるので活躍を期待しています。
外部音取り込みモードを試してみたところ、違いははっきりと感じました。
ただ、劇的な違いがあると言うこともなく、ないよりはあった方がいいという程度。
期待しすぎず使う程度がいいと思います。
装着感
OneOdio SuperEQ S1の装着感は、なかなか良いです。
私の様に、頭が大きくて形が悪くても大丈夫。
オーバーイヤータイプなので耳も楽です。
ただ、私は耳が小さいので、耳の大きな人だと耳がイヤーパッドに入りきらないかもしれません。
購入前に大きさの確認をした方がいいでしょう。
SuperEQ S1 イヤーパッドの大きさはこちら。
方向 | 内側 | 外側 |
---|---|---|
縦 | 50mm | 95mm |
横 | 40mm | 80mm |
操作性
OneOdio SuperEQ S1の操作は本体右側ユニットに集約されています。
ボタンは凹凸があり、装着したままでも認識しやすくて好印象です。
操作方法に目新しさはないですが、逆に言うと、直感で操作できるわかりやすさがいいですね。
気になったところ、良かったところ
OneOdio SuperEQ S1の気になったところ、良かったところを次の表にまとめました。
- aptXに非対応。
- ノイズキャンセリングが優秀。
- 音質は価格以上で十分満足のいくレベル。
- 装着したままでも凹凸で操作ボタンが認識できる。
- 「L」と「R」の時で左右のユニットが識別しやすい。
- AACに対応。
- 伸縮可能で左右で6cm伸ばすことが可能。
頭が大きい人でも安心。 - 2年間保証
コスパ的にはかなりよく、満足しています。
欲を言えば、BluetoothのコーデックでaptXに対応して欲しいです。
aptX非対応なので、Android系のデバイスではSBCを使用することになります。
音質の低下と音声の遅延が起きるので、Android系デバイスでの動画閲覧はおすすめしません。
AACには対応しているので、appleユーザーは大丈夫です。
物理的な形状、質感、操作性に関しては全く問題なく、使いやすかったです。
ノイズキャンセリングについては効果が高いので、騒音環境での使用を想定している場合はおすすめです。
「外部音取り込みモード」は効果がありますが期待しすぎは禁物なレベルでした。
OneOdio SuperEQ S1の使い方
OneOdio SuperEQ S1の使い方を説明します。
パピックス
使い方を重視する方は参考にして下さい。
LEDインジケーターの意味
OneOdio SuperEQ S1のLEDインジケーターの状態と意味は次の表の通りです。
状態 | 意味 | ガイド音声 |
---|---|---|
白が2秒点灯 | 電源オン | Power on |
赤が2秒点灯 | 電源オフ | Power off |
白が5秒間隔で点滅 | スタンバイモード | |
赤と白が交互に点滅 | ペアリングモード | Pairing |
赤が5秒間隔で点滅 | バッテリー残量が少ない | Battery level low |
赤が点灯 | 充電中 | |
白が点灯 | 充電完了 | |
白と赤が交互に早く点滅 | ペアリングタイムアウト (ヘッドホンは5分後に自動的にオフになる) |
充電
OneOdio SuperEQ S1を充電するには、右ユニット下面のUSB充電ポートにケーブルを挿します。
LEDの状態と意味は次の表の通り。
状態 | 意味 |
---|---|
赤が点灯 | 充電中 |
白が点灯 | 充電完了 |
赤が5秒間隔で点滅 | バッテリレベル低下 |
電源オン/オフ
OneOdio SuperEQ S1の電源をオン/オフは○ボタンで行います。
動作 | ボタン | 操作 |
---|---|---|
電源オン | ○ | 2秒長押し |
電源オフ | ○ | 3秒長押し |
Bluetoothペアリング
OneOdio SuperEQ S1をペアリングする手順を説明します。
- STEP
LEDが白と赤で交互に点滅するまで、「○」ボタンを5秒間押し続けます。
- STEP
SuperEQ S1を接続するデバイスのBluetoothをアクティブ化し「SuperEQ S1」と接続します。
- STEP
ペアリングが正常に完了すると、ヘッドホンで音声案内が流れ、インジケータが5秒間隔で白点滅を行います。
次回からは、ヘッドホンの電源をオンすると、最後に接続していたデバイスに自動的に再接続されます。
操作
OneOdio SuperEQ S1の操作方法は次の表の通りです。
動作 | ボタン | 操作 |
---|---|---|
再生/一時停止 | ○ | 1回押す |
音量+ | : | 1回押す |
音量- | ・ | 1回押す |
曲送り | : | 2秒長押し |
曲戻し | ・ | 2秒長押し |
ノイズキャンセリングオン | ANC | 1回押す |
ノイズキャンセリングオフ | ANC | 2秒長押し |
ノイズキャンセリング⇔外部音取り込みモード | ANC | 1回押す |
電話にでる/切る | ○ | 1回押す |
OneOdio SuperEQ S1の製品仕様
OneOdio SuperEQ S1の製品仕様を次の表にまとめました。
項目 | 説明 |
---|---|
メーカー | OneOdio |
型式 | SuperEQ S1 |
タイプ | オーバーイヤー |
ドライバー | 40mm |
感度 | 98±3db |
周波数応答 | Bluetooth接続時:20Hz-20KHz AUXケーブル接続時:16Hz-40KHz |
インピーダンス | 32Ω |
ANC(アクティブノイズキャンセリング) | あり 騒音低減効果 28~33db |
通話用ノイズキャンセリング | なし |
カラー | ・ブラック ・ホワイト |
ヘッドホンジャック | AUX 3.5mm |
無線通信方式 | Bluetooth Ver.5.0 |
Bluetoothチップ | ? |
Bluetooth 最大通信距離 | 10m |
コーデック | SBC / AAC |
対応プロファイル | HFP / HSP / A2DP / AVRCP |
製品サイズ | 17 x 19 x 8 cm |
重さ | 282 g |
バッテリー | 380mAh |
再生可能時間 | ANC+Bluetooth:最大40時間 Bluetooth:最大45時間 ANC:最大50時間 |
充電時間 | 約2時間 |
OneOdio SuperEQ S1のよくある質問
OneOdio SuperEQ S1 のよくある質問をまとめました。
Q
SuperEQ S1 は電池交換可能ですか?
A
できません。
Q
SuperEQ S1 の操作ボタンはタッチセンサーですか?
A
違います。ハードボタンです。
Q
SuperEQ S1 は防水対応ですか?
A
いいえ。防水対応ではありません。
OneOdio SuperEQ S1のレビューまとめ
この記事では、ANC Bluetoothヘッドフォン OneOdio SuperEQ S1 をレビューしました。
SuperEQ S1は、実売価格約5,000円という低価格でありながら、とても良い音がでる、コスパ的にはかなり優秀な商品でした。
また、ノイズキャンセリング効果もなかなか優秀で、工場などの騒音環境で使用する場合は活躍が期待できます。
操作もシンプルで使いやすい点も個人的には気に入りました。
低価格帯のヘッドホンの購入を考えているなら、ぜひ候補の一つにしてほしい商品です。
SuperEQ S1より約1,000円安いSuperEQ S2もレビューしているので、気になる方はこちらの記事も読んでみて下さい。
パピックス
個人的には少し高くてもSuperEQ S1が断然おすすめ!
では。