この記事では、ANC Bluetoothヘッドホン OneOdio A30をレビューします。
この記事は、OneOdio様からご提供いただいたサンプルを使用してレビューします。
まず最初に伝えたいのが、価格!
OneOdio A30は、Amazonで定価6,980円ですが割引やクーポンを組み合わせると4,000円を切る価格になります!(クーポンやセールはタイミングによって変わる可能性があります)
実際に使ってみたところ、定価でもコスパ良いなと思える性能だったのに、4,000円を切るなんて、ほんと間違いじゃないかと思ってしまいました。
OneOdio A30の気になったところ、良かったところをまとめると次の通りでした。
- aptXに非対応。
- 装着感がバツグンに良い。
- ノイズキャンセリングが優秀。
- ヘッドホン自体の音質はかなり良い。
- AACに対応。
- 装着時に操作がしやすいボタンの配置。
- 「L」と「R」の時で左右のユニットが識別しやすい。
- 頭の大きい人でも大丈夫なサイズ感。
- 2年保証
では、写真多めでレビューしていきます。
次の画像または目次をクリックすると読み飛ばしできます。
タップできるもくじ
OneOdioってどんな会社?
OneOdio(ワンオディオ)は2015年、香港に設立された、DJ・Bluetooth・ノイズキャンセリングヘッドホンなどの製造・販売を行っている会社です。
OneOdio(ワンオディオ)はオーディオ機器の製造・開発において10年以上の経験を有し、高品質かつコストパフォーマンスに優れたヘッドフォンを各種取り扱っております。
引用 – OneOdio 企業情報
DJ、モニター、ハイレゾ業界にしっかりと根を下ろし、OneOdioは確たる評価を得ております。
また、ヨーロッパ、北米、アジアなど30カ国以上のANC業界において、ユニークなサウンドと音楽体験を創造し続けています。
OneOdio A30の特徴
OneOdio A30の特徴は次の通りです。
パピックス
公式情報を元に説明するよ。
シンプルで高級感のあるデザイン
しかりとして安心できる質感、そしてシンプルでありながら高級感をイメージさせるデザインです。
テレワーク、普段使いなど、様々なシーンで受け入れられるデザインです。
ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング
ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングを有効にすると、92%の外部低周波ノイズを低減できます。
このヘッドホンを着けると、日常の騒音の中でも静かに仕事や音楽を楽しめます。
CVC 8.0ノイズキャンセリング
周囲の雑音を削減し、相手と快適に会話できます。
CVC 8.0ノイズキャンセリングは、相手にクリアな音を伝える技術です。
バランス良く心地よい高音質
高性能40mmデュアルドライバー搭載。
迫力ある重低音、クリアな中高音域を実現します。
Type-c急速充電
5分の充電で2時間音楽再生可能です。
500mAHのバッテリーを採用し、1回満充電すれば25時間、音楽や映画鑑賞、通話を楽しめます。
折りたたみ設計
ヘッドバンドを伸縮できます。
イヤーカップは前後90°、上下50°回転可能で、収納や持ち運び時に便利です。
快適な装着感
記憶素材を採用した低反発クッションとソフトなレザーのイヤーカップ。
OneOdio A30レビュー
OneOdio A30について次の項目に分けてレビューしていきます。
外観・付属品
OneOdio A30の同梱品は次の通りです。
- OneOdio A30本体
- 袋
- 充電用USBケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- 飛行機用アダプター
- 取扱説明書
OneOdio A30の外観を見ていきます。
まずは正面です。
ぱっと見で質感が良さそうな印象を受けます。
黒オンリーなので、「かっこいいカラーがいい!」という方には物足りないかもしれませんが、テレワークなど、ビジネスの場で使用しても違和感のないデザインなので個人的にはプラス評価です。
次は上面です。
OneOdioのロゴがあります。
ヘッドバンドの表面はフェイクレザー質で、凹みを使って「OneOdio」を形作っています。
主張しすぎない点がいいですね。
次は側面です。
シルバーの「OneOdio」のロゴがあります。
字が小さいので目立ち過ぎず、適度なアクセントになっています。
ハウジング部はまるでレコードをイメージさせるデザインですね。
パピックス
実物のレコード見たことある人は同世代かマニアだね。
年輪のようになっている円は、実際に凹凸があり、光り方や手触りがレコードを思い出し、個人的には愛着のわくデザインです。
次は下面です。
下面にはボタンやLEDなどの入出力が集まっています。
装着時に使用するのは、右だとANCスイッチ、左はMFB、+、ーの3つのボタンなので非常にわかりやすくシンプルな配置となっています。
また、左の3つのボタンは少し離れた配置になっており、手の感触だけでも間違えずに操作しやすくなっています。
次はヘッドバンド部です。
クッション性は高めです。
手で押した感触だと「柔らかすぎるかな?」と思いましたが、実際に装着してみると柔らかすぎず、良い柔らかさでした。
次はイヤーパッド内側です。
「L」と「R」が大きく書かれていてとてもわかりやすいです。
OneOdio SuperEQ S1も同じデザインでしたね。
ほんとこれわかりやすくて好きです。
わが家では小学校低学年の娘達ともヘッドホンを共有しているので「子どもでもわかる」のはかなりの高評価です。
次はスライダー部です。
メモリが付いており左右それぞれで最長2.5cm伸ばすことができます。
何段階かで伸縮可能になっており、カチカチ音をさせて伸縮させます。
このOneOdio A30、少し大きめのサイズなのでスライダー部を2.5cm伸ばすとかなり頭の大きな人のサイズになります。
ちなみに、私は頭が大きい方ですが、スライダー部を最長にしなくても余裕がありました。
次の写真はハウジング部の上面です。
穴がありますね。(左右のハウジングどちらにもあり)
きっとノイズキャンセリング用のマイクだと思います。
OneOdio A30はコンパクトに折りたたむことができます。
袋(ポーチ)が付属しているので入れてみましょう。
袋は大きすぎず小さすぎずちょうどいい大きさという感じで、クイッ、クイッと本体をひねりながら入れることができます。
イヤーパッドが大きめですが、袋に入れる時に邪魔に感じることはありません。
袋に入れた状態はこちら。
入ってしまうとかなり余裕のある大きさですね。
次は本体のイヤーカップ回転部分を回転させてみます。
イヤーカップは左右約90度回転が可能です。
そして上下も50度回転可能です。
私の様に、頭の形が悪い人には上下左右の回転があるとしっかりフィットしてくれるのでありがたいですね。
パピックス
頭の形が悪い人でも安定した密閉度が期待できます。
こちらは付属のイヤホンジャック。
約120cmです。
こちらは付属の充電用USB-Cケーブル。
約50cmです。
こちらは飛行機用アダプター。
最近、飛行機に乗る機会が減りましたが、今度乗るときは使用してみたいです。
サイズ・重さ
OneOdio A30の実際の重さを量ってみました。
279gでした。
本体サイズは少し大きめです。
OneOdioのSuperEQ S1と大きさを比較してみました。(見やすくするため上下逆に写真を撮っています)
左がSuperEQ S1で右がA30です。
A30の方が一回り大きいのがわかると思います。
A30のスライダーは片側で2.5cmまで伸ばすことが可能です。
A30とSuperEQ S1のスライダー部を伸ばした状態で比較してみました。
スライダーの伸縮量は次表の通りA30の方が片側で0.5cm(両側あわせて1cm)短いですがそれでもA30の方が大きいですね。
モデル | 伸縮量(片側) |
---|---|
A30 | 2.5cm |
SuperEQ S1 | 3cm |
A30なら頭の大きな人でも問題ないです。
イヤーパッドの大きさを測定しました。
A30のイヤーパッドの大きさは次の表の通りです。
方向 | 内側 | 外側 |
---|---|---|
縦 | 55mm | 96mm |
横 | 45mm | 86mm |
ちなみに、SuperEQ S1のイヤーパッドの大きさは次の表の通りです。
方向 | 内側 | 外側 |
---|---|---|
縦 | 50mm | 95mm |
横 | 40mm | 80mm |
SuperEQ S1よりA30の方が少し大きいですね。
パピックス
この少しの差が大きく感じる。
装着感を比較すると、A30の方が余裕を感じます。
耳の大きい人はA30の方がいいでしょう。
音質
OneOdio A30を有線でつないで音を聞いてみました。
結果、音質にかなりこだわっている人でなければ、十分すぎるレベルです。
私の主観で音質の感想をまとめると次の通り。
- 適度な低音
- 中高音はくっきり
- 奥行きが感じられる
変な癖がなくとても聴きやすい音です。
アンプやケーブルにこだわるレベルの人でなければ、OneOdio A30は十分満足のいく音を出してくれるでしょう。
一方、Bluetoothでつないだときの音について。
私が音楽を聴く時にメインで使っている再生装置はWindowsパソコンです。
WindowsパソコンとのBluetooth接続だと、コーデックはAACが使えずSBCになります。
SBCは音質が落ちるので、せっかくのヘッドホンの性能が活かされていないように感じました。
パソコンやAndroidデバイスを使っている人も多いのでaptXに対応してくれていたらうれしかったですね。
appleデバイスならAACが使われるので高音質で聴くことができます。
iPad+Bluetoothで音楽を再生してみたところ、Windowsパソコン+Bluetoothよりくっきりした奥行きのある音で聴くことができました。
ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)
OneOdio A30にはハイブリッドアクティブノイズキャンセリングが搭載されています。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は、周囲の音を集音し、これと逆位相の信号をオーディオ信号と混合して出力することによって、ヘッドホン外部から侵入する環境音を軽減する機能です。
「ハイブリッド」というのは、ヘッドホン外部+内部のノイズキャンセリングを行うという意味です。
日常生活程度の騒音環境でノイズキャンセリングを使ってみたところ、ノイズキャンセリングの効果はしっかりと感じました。
ただ、少しホワイトノイズがありました。
ホワイトノイズは価格を考えると仕方が無いレベルだと思います。
パピックス
数万円のヘッドホンと比較してもね…。
私の家の工場(こうば)でANCを使ってみました。
工場はこんな感じで機織り機が3台稼働しています。
スマホで騒音を測定すると約73dbあります。
パピックス
混雑した車道と同じ騒音だそうです。
これだけの騒音環境だと、ぶっちゃけホワイトノイズなんてどうでもよくなります。
一方、ノイズキャンセリングはしっかりと効いていました。
ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングについて感想をまとめると次の通りです。
- 静かな場所ではノイズキャンセリングをオフにするのがおすすめ。
密閉度が高いためある程度の騒音は遮断され、ホワイトノイズもないため。 - 騒音環境ではノイズキャンセリングをオンにするのがおすすめ。
ホワイトノイズが全く気にならず、ノイズキャンセリングの効果を感じることができるため。
装着感
OneOdio A30の装着感はかなりいいです。
十分耳を覆ってくれる大きさのイヤーパッドは、柔らかすぎずしっかりとしたクッション性があり密閉度を高めてくれています。
装着した状態で軽く押してみると、中の空気が出にくそうに外へ出て行く感覚があり、密閉度の高さを感じることができます。
片側2.5cmのスライダーに加え、上下左右に角度が変わる機構なのでしっかりと頭にフィットしてくれます。
個人的には音質よりダイジなのが装着感です。
パピックス
耳が痛いと音質良くても台無しだもんね。
操作性
OneOdio A30は操作ボタンが下面に集約されています。
右はANCボタンのみ。
左は+、-とMFBボタンの3つで、これ以上ないくらいわかりやすいですね。
左側の3つのボタンも適度に離れており、親指でボタンを確認しながら間違えずに押すことができる絶妙な距離感です。
パピックス
ボタンはシンプルなのが一番!
気になったところ、良かったところ
OneOdio A30の気になったところ、良かったところを次の表にまとめました。
- aptXに非対応。
- 装着感がバツグンに良い。
- ノイズキャンセリングが優秀。
- ヘッドホン自体の音質はかなり良い。
- AACに対応。
- 装着時に操作がしやすいボタンの配置。
- 「L」と「R」の時で左右のユニットが識別しやすい。
- 頭の大きい人でも大丈夫なサイズ感。
- 2年保証
気になったところはBluetoothのコーデックでaptXに対応していないという1点でした。
有線接続で聞いた音が良かっただけに、残念に感じます。
パソコンやAndroidデバイスはBluetooth接続のコーデックがSBCになるため、音質の低下や音の遅延が発生するので注意しましょう。
appleデバイスはAACが使用されるので高音質で聴くことができます。
OneOdio A30の使い方
OneOdio A30の使い方を説明します。
パピックス
使い方を重視する方は参考にして下さい。
LEDインジケーターの意味
OneOdio A30のLEDインジケーターの状態と意味は次の表の通りです。
LED | 状態 | 意味 |
---|---|---|
LED | 青と赤で交互に点滅 | ペアリング状態 |
LED | 接続成功 | 青で点滅 |
LED | 青でゆっくり点滅 | 音楽再生中 |
LED | 赤が点灯 | 充電中 |
LED | 赤が消灯 | 充電完了 |
LED | 赤が点灯 | バッテリレベル低下 |
ANC LED | 緑が点灯 | ANCオン |
充電
OneOdio A30を充電するには、右ユニット下面のUSB充電ポートにケーブルを挿します。
LEDの状態はと意味は次の表の通り。
LED | 状態 | 意味 |
---|---|---|
LED | 赤が点灯 | 充電中 |
LED | 赤が消灯 | 充電完了 |
LED | 赤が点灯 | バッテリレベル低下 |
電源オン/オフ
OneOdio A30の電源をオン/オフはMFBボタンで行います。
動作 | ボタン | 操作 |
---|---|---|
電源オン | MFB | 約3秒長押し |
電源オフ | MFB | 約3秒長押し |
Bluetoothペアリング
OneOdio A30をペアリングする手順を説明します。
- STEP
電源がオフの状態から、LEDが青と赤で交互に点滅するまで、MFBを約3秒間押し続けます。
- STEP
OneOdio A30を接続するデバイスのBluetoothをアクティブ化し「OneOdio A30」と接続します。
- STEP
必要に応じてペアリングパスワード「0000」を入力します。
- STEP
ペアリングが正常に完了すると、ヘッドホンで音声案内が流れ、インジケータが青に変わります。
次回からは、ヘッドホンの電源をオンすると、最後に接続していたデバイスに自動的に再接続されます。
Bluetooth接続に関する操作は次の表の通りです。
動作 | ボタン | 操作 |
---|---|---|
ペアリングモードに入る | MFB | 3秒長押し |
ペアリング記録リセット | +とー | 同時に約5秒長押し |
操作
OneOdio A30の操作方法は次の表の通りです。
動作 | ボタン | 操作 |
---|---|---|
再生/停止 | MFB | 1回押す |
音量+ | + | 1回押す |
音量- | - | 1回押す |
曲送り | + | 長押し |
曲戻し | - | 長押し |
ANC オン/オフ | ANCスイッチ | スライドでオン/オフ |
電話にでる/切る | MFB | 1回押す |
Siriの呼び出し | MFB | ダブルタップ |
OneOdio A30の製品仕様
OneOdio A30の製品仕様を次の表にまとめました。
項目 | 説明 |
---|---|
メーカー | OneOdio |
型式 | A30 |
タイプ | オーバーイヤー |
ドライバー | 40mm |
感度 | 100±3db |
周波数応答 | Bluetooth接続時:20Hz-20KHz |
インピーダンス | 32Ω |
ANC(アクティブノイズキャンセリング) | あり 騒音低減効果 26±3 db |
通話用ノイズキャンセリング | CVC 8.0 |
カラー | ブラック |
ヘッドホンジャック | AUX 3.5mm |
無線通信方式 | Bluetooth Ver.5.0 |
Bluetoothチップ | QCC3003 |
Bluetooth 最大通信距離 | 10m |
コーデック | SBC / AAC |
対応プロファイル | HFP / HSP / A2DP / AVRCP |
製品サイズ | 17 × 20 × 8 cm |
重さ | 279 g |
バッテリー | 500mAH |
再生可能時間 | ANC+Bluetooth:最大15時間 Bluetooth:最大25時間 ANC:最大45時間 |
充電時間 | 約2.5時間 |
OneOdio A30のよくある質問
OneOdio A30のよくある質問をまとめました。
Q
OneOdio A30は電池交換可能ですか?
A
できません。
Q
OneOdio A30は防水対応ですか?
A
違います。防水対応ではありません。
OneOdio A30のレビューまとめ
この記事では、ANC Bluetoothヘッドホン OneOdio A30をレビューしました。
OneOdio A30は、お手頃価格でありながらワンランク上の音質を手に入れられるコスパの高い商品でした。
一番のおすすめポイントは装着感が良いことです。
はじめてのヘッドホン購入を考えている方や、ANCを試してみたいという方にはおすすめです。
では。