最近はSSDの価格が下がってきて、HDDからSSDへ換装する人が多いですよね。
SSDの魅力はやはり速度です。
特に、Windowsの立ち上がり速度が劇的に速くなるので、一度その速度を経験するとHDDは絶対に選ばないですよね。
一方で、大容量SSDの価格も下がってきており1TB以上のSSDへ容量アップする人も多いと思います。
私もその一人で、今回ノートPCの240GBのSSDを、2TBのSSDへ換装しました。
換装するときに心配になるのが、クローン作成です。
パピックス
なぜかうまくいかないことがある…。
パソコンを使って30年近くになりますが、クローン作成は今でも失敗するんじゃないかと心配になります。
クローン作成するソフトはいろいろありますが、「うまくいった」「失敗した」という両方の情報があり、結局どれを選んでいいかわからない人も多いはず…。
そんな人におすすめしたいのが、Samsung製SSDです。
Samsung製SSDなら、Samsungが提供しているSamsung Data Migrationという無料ソフトを使用して、システムドライブを移行することができます。
SSDのメーカーが提供しているソフトなので、普通に考えてうまくいくはずですよね。
パピックス
これ以上、安心の組み合わせはない!
ということで、今回はSamsung 870 EVO 2TBを購入し、システムドライブを換装したのでその手順などを紹介します。
タップできるもくじ
Samsung製SSDはシステム移行する場合に特におすすめ
例えば、WindowsがインストールされたCドライブをHDDからSSDに換装する場合、Samsung製SSDはとてもおすすめです。
理由は、システムドライブのクローン作成が簡単だからです。
クローン作成は、Samsungが提供している「Data Migration」という無料ソフトを使用します。
現在のオペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェア、およびユーザーデータを新しい Samsung SSD に簡単に移行できるソフトウェアです。
Samsung製の対象SSDしかサポートされていませんが、対象SSDであればメーカーが提供しているソフトなので信頼性が高く、安心できます。
パピックス
クローン作成って、よくトラブルイメージがある。
データが消えて復元不可能になるのが一番避けたいことなので、できるだけ安心できるものを選ぶのがいいですよね。
Samsung Data Migrationはクローン作成ができる無料ソフト
Samsung Data Migrationを使用すると、現在のオペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェア、およびユーザーデータを新しい Samsung SSD に簡単に移行できます。
ですが全てのモデルがサポートされているわけではないので、購入予定のSSDがサポートされているか事前に確認してから購入しましょう。
Samsung Data Migration のシステム要件は次の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
オペレーティングシステム | Windows 7 SP1 (32/64 ビット) Windows 8 (32/64 ビット) Windows 8.1 (32/64 ビット) Windows 10 (32/64 ビット) |
PC メモリ (RAM) | 1 GB 以上 |
インストールに必要なドライブ領域 | 100 MB 以上 |
サポートされるパーティションタイプ | MBR、GPT |
サポートされる言語 | 日本語 |
最小画面解像度 | 1600×900 |
ソースドライブ | サポートされているオペレーティングシステムがインストールされ ている HDD または SSD |
ターゲットドライブ (Samsung SSD) | Samsung SSD 980 シリーズ Samsung SSD 980 PRO Samsung SSD 970 PRO Samsung SSD 970 EVO Samsung SSD 970 EVO Plus Samsung SSD 960 PRO Samsung SSD 960 EVO Samsung SSD 950 PRO Samsung SSD 870 EVO シリーズ Samsung SSD 870 QVO シリーズ Samsung SSD 860 EVO シリーズ Samsung SSD 860 PRO Samsung SSD 860 QVO Samsung SSD 850 EVO シリーズ Samsung SSD 850 PRO Samsung SSD 840 EVO シリーズ Samsung SSD 840 シリーズ Samsung SSD 840 PRO シリーズ Samsung SSD 830 シリーズ Samsung SSD 470 シリーズ |
詳細は公式サイトでご確認下さい。
Samsung Data Migrationでクローンディスクを作成する手順
実際にSamsung Data Migrationを使ってクローンディスクを作成したのでその手順を説明します。
今回、次のノートPCのSSD交換を行いました。
項目 | 説明 |
---|---|
ノートPC | マウスコンピュータ LB-J521S |
OS | Windows10 (64ビット) |
新しく取り付けたSSDはSamsung 870 EVO 2TBです。
Samsung Data Migration を下記公式サイトからダウンロードしインストールします。
USB変換ケーブルを使って、Samsung 870 EVO 2TB をノートPCへ接続します。
Windowsのスタートメニューを右クリックし、「ディスクの管理」をクリックします。
ディスク管理の画面で、SATA USB変換ケーブルで接続したディスクが認識されていることを確認します。
私の場合は次の画像のディスク1が変換ケーブルで取り付けた Samsung 870 EVO 2TB です。
Samsung Data Migration を起動します。
ソースドライブとターゲットドライブを選択し、「開始」をクリックします。
ターゲットドライブの空き容量がソースドライブのデータ容量より大きい必要がありますが、ドライブの容量に差があっても問題無くデータ移行できます。
処理開始の確認メッセージと注意事項が表示されます。
問題無ければ「OK」をクリックしてデータ移行をスタートします。
クローン作成の進捗状況がウィンドウ下部に%とバーで表示されます。
後は待つだけでクローン作成は完了です。
電源を落とし、ノートPCのSSDを交換します。
電源を入れて起動し、問題無いことを確認しました。
パピックス
とても簡単にクローン作成できました。
Samsung Data Migrationのよくある質問
Samsung Data Migrationのよくある質問をまとめました。
Q
Samsung Data MigrationはSamsung以外のSSDでも使用可能ですか?
A
いいえ。対応SSDについては公式サイトにてご確認下さい。
Q
オペレーティングシステムがインストールされていないドライブを複製することもできますか?
A
いいえ。オペレーティングシステムがインストールされているソースドライブのみを複製できます。
Samsung製SSDの評判・口コミ
Samsung製SSDの評判を調べました。
まとめ
この記事では、Samsungが提供しているSamsung Data Migrationという無料ソフトを使用して、Samsung 870 EVO 2TBへシステムドライブを換装する手順を紹介しました。
システムドライブのクローン作成は失敗したくない作業です。
SSDのメーカーが提供するソフトでクローン作成できるのはかなり安心できるので、システムドライブをHDDからSSDへ換装したい人、SSDを大容量化したい人はSamsung製SSDを検討してみてはいかがでしょうか。
では。