自分でできる!フォーマットしたUSBメモリからデータを復元する方法

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復活

USBメモリの中のデータ、もういらないと思ってフォーマットした後に「やっぱりいる!元に戻して!」なんて経験、誰でもありますよね。

「しょうがないか…」なんてあきらめていませんか?

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あきらめるのは早い!

なんとデータを復元してくれるソフトがあるんです。

今回は、Wondershare Recoverit(ワンダーシェアーリカバリット)を使って、フォーマットしたUSBメモリからデータを復元する方法を説明します。

この記事は、Wondershare様から執筆依頼(有償)をいただき書いています。

USBメモリをフォーマットしてもデータは復元できるの?

そもそも「なぜUSBメモリをフォーマットしているのにデータが復元できるの?」という疑問があると思います。

難しい説明は他のサイトに任せて、簡単にイメージを説明します。

「正確には間違っているよ」と言われそうですが、イメージをつかむための説明ということでご了承ください。

「ファイル」と呼ばれるひとかたまりのデータ、実はこのファイルは、USBメモリやSSDの中ではデータが離れて存在しています。

次の図は、ファイルAとファイルBのデータの配置イメージです。

ファイルシステム概略

管理領域にはファイルの名称や更新日時などが記録されており、実際のデータはデータ保存領域の複数の場所に存在しています。

ファイル管理の方法はファイルシステムと呼ばれていて「FAT32」や「NTFS」、その他いろいろあります。
それらのファイルシステムによって管理のしくみは異なります。

フォーマットしたり、ファイルを削除した場合は、この管理領域の情報を変更してファイルが存在しないことにします。

つまり、見た目上ファイルがないことになっていても、物理的にデータが残っていることがあり、その場合データが復旧できる可能性があるわけです。

なお、データ保存領域にデータが存在しない場合(既に上書きされ再利用されていた場合)はどうやっても復元不可能です。

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通常のフォーマットだと復元できません。

だから、できるだけ早く復元を試みることが重要なんですね。

フォーマットしたUSBメモリのデータをWondershare Recoveritで復元する方法

フォーマットしたUSBメモリのデータをWondershare Recoveritで復元する方法を説明します。

Recoveritはインストールされているものとします。
また、作業は自己責任にてお願いします。

なお、今回使用したRecoveritのバージョンは9.5.7です。

Wondershare Recoveritのバージョン確認ウィンドウ
  1. STEP

    Recoveritを起動し「外付けデバイス」に表示されているデータ復元対象のUSBメモリを選択後、ウィンドウ右下の「開始」をクリックします。

    Wondershare Recoverit起動後の最初の画面

  2. STEP

    スキャン完了を待ちます。

    スキャンが完了すると次のウィンドウが表示されます。

    「了解!」をクリックしウィンドウを閉じます。

    Wondershare RecoveritでUSBメモリのスキャンした結果
  3. STEP

    復元するファイルを選択し「復元」をクリックします。

    Wondershare Recoveritで復旧可能と判断されたファイル一覧

    左のツリーで拡張子を選択すると、復元ファイルを拡張子でフィルタして表示できます。

    復元したいファイルを見つけ、チェックボックスにチェックを入れウィンドウ右下の「復元」をクリックします。

  4. STEP

    復元ファイルの保存先を選択し、ウィンドウ右下の「復元」をクリックします。

    Wondershare Recoveritで復元ファイルの保存先を選択するウィンドウ

    復元先を復元もとのUSBメモリにすると、復元可能なデータが上書きされる可能性があるため、復元先は復元もとのUSBメモリ以外のドライブを選択する方が安全です。

  5. STEP

    復元完了を待ちます。

    Wondershare Recoverit 復元完了表示
  6. STEP

    復元されたファイルを確認します。

    Wondershare Recoveritで復元されたjpgファイル

これでファイルの復元は完了です。

フォーマットしたUSBメモリのデータをWondershare Recoveritで復元した結果

フォーマットしたUSBメモリのデータをWondershare Recoveritでどの程度復元できるか知るために、次の手順で復元結果を確認しました。

  1. USBメモリを通常フォーマットする。
  2. データが復元できないことを確認する。
  3. ファイルを100個書き込む。
  4. クイックフォーマットする。
  5. Recoveritで復元を試みる。
  6. 復元出来たファイルを確認する。
  1. STEP

    USBメモリを通常フォーマットする。

    「クイックフォーマット」のチェックを外してフォーマットする。

    USBメモリのフォーマットウィンドウ
  2. STEP

    データが復元できないことを確認する。

    Wondershare RecoveritでUSBメモリのスキャンした結果

    Recoveritのスキャン結果が2個のファイルなのでほとんどのファイルは削除されています。

    2個のファイルはフォーマットした時点でできるものと思われます。

  3. STEP

    ファイルを100個書き込む。

    今回はjpgファイルを50個、pngファイルを50個書き込みました。

  4. STEP

    クイックフォーマットする。

    クイックフォーマットし、Windows上でファイルが削除されていることを確認します。

  5. STEP

    Recoveritで復元を試みる。

    Wondershare RecoveritでUSBメモリのスキャンした結果
    Wondershare Recoveritで復旧可能と判断されたファイル一覧

    jpgファイル50個、pngファイル50個が復元候補のファイルとして表示されました。

  6. STEP

    復元出来たファイルを確認する。

    Wondershare Recoveritで復元されたpngファイル

    復元後、jpgファイルとpngファイルが画像として表示されることを確認しました。

今回の復元結果は100個中100個のファイルが復元できました。

ただし、これはフォーマット後すぐに復元を試みた結果なので、仮にフォーマット後にデータを書き込んだりした場合は変わってくる可能性があります。

とにかく、フォーマットしたり削除してしまった場合は早期に復元を試みるようにしましょう。

Wondershare Recoveritの無料版と有料版の機能比較

Recoveritには無料版があります。

Recoverit無料版と有料版を比較したのが次の表です。

Wondershare Recoveritのバージョン

Recoverit無料版はデータ復元の容量制限が100MBで、Recoverit Proなら容量無制限となります。

Recoverit無料版とRecoverit Proの違いはデータ復元容量だけなので、一旦無料版を使用し、不満を感じたら有料版を購入するのがいいでしょうね。

Wondershare Recoverit無料版の詳細とダウンロードはこちらです。

まとめ

この記事では、Wondershare Recoverit(ワンダーシェアーリカバリット)を使って、フォーマットしたUSBメモリからデータを復元する方法を説明しました。

とても簡単な操作で復元できるので、ドライブ、フォルダ、拡張子などの知識があるかたでしたら操作は問題ないと思います。

データは物理的に上書きされると復元はできないので、ドライブフォーマットやファイル削除した後はできるだけ早く復元を試みるのがおすすめです。

では。

バージョンアップにより、実製品の機能や操作画面などは本記事掲載の内容と異なる可能性があります。
最新情報は公式ホームページでご確認お願い致します。

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3姉妹の父。会社員ブロガーです。
アマゾンエコーやアマゾンミュージックなど家族で楽しめる記事をメインにお届けします。
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