この記事では、削除したファイルを復元できるソフトウェア Tenorshare 4DDiG をレビューします。
私はガジェット系の記事をたくさん書いているので、デジカメでひんぱんに写真をとっています。
写真はブログに載せてしまえば不要になるので、すぐに削除して整理整頓するようにしているのですが、時々、写真を削除した後に「消さなきゃ良かった!」ということがあります。
パピックス
画像を残しておけば使いまわせた…。
そんなときに頼りになるのがデータ復元ソフト。
この記事では、削除したデータを復元できる Tenorshare 4DDiG をレビューします。
この記事は、メーカー様から執筆依頼(有償)をいただき書いています。
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Tenorshare 4DDiG の特徴
Tenorshare 4DDiG はパソコンのSSDやUSBメモリなどの外部メモリから、失われた画像・動画などのデータファイルを復元できるソフトウェアです。
フォーマット後のドライブからデータを復元したり、破損したファイルを修復する機能もあります。
Tenorshare 4DDiG の公式紹介動画はこちら。
さまざまなデータを復元
Tenorshare 4DDiG はさまざまな状況でデータを復元できます。
削除されたファイルの復元
写真、動画、文書などの重要なファイルを誤って削除しても復元できます。
また、ゴミ箱から削除してしまったファイルも復元できます。
フォーマットされたドライブのファイルを復元
HDD、SSD、SD カード、USBメモリなどを誤ってフォーマットした場合でも、データファイルを復元できます。
1000種類以上のファイル形式をサポート
4DDiGはファイル、画像、動画、音声ファイル、電子メール、Officeファイル、圧縮ファイルなどのさまざまな形式のファイルを簡単に復元できます。
次の表は、サポートされているファイル形式の一部です。
項目 | ファイル形式 |
---|---|
画像 | JPG/JPEG, TIFF/TIF, PNG, BMP, GIF, PSD, WEBP, CRW, RGB, CR2, NEF, ORF, SR2, MRW, DCR, WMF, RAW, SWF, SVG, RAF, DNG, ERF, ICO, DSCなど |
動画 | AVI, MOV, MP4, M4V, 3GP, 3G2, WMV, MKV, ASF, FLV, FLA, AMV, F4V, SWF, MPG, RM/RMVB, MPEG, TS, VOB, MTS, DVなど |
音声 | MP3, AIF/AIFF, M4A, WMA, WAW, APE, MID/MIDI, VQF, OGG, AAC, WAV, FLAC, DTS及び他の音声形式 |
オフィス文書 | DOC/DOCX, XLS/XLSX, PPT/PPTX, CWK, HTML/HTM, INDD, EPS, RTF, EPUB, PDF, CHM, CSV, TXT, DOTM, THMXなど |
電子メールとアーカイブ | MSG, PST, OST, EML, EMLX, MBOX, etc. 7Z, WAR, ZIP, EXE, 7zip, BZ2, ISO, IMG, TAR, GZ, TAZなど |
その他 | ASPX, CGI, ELM, IGY, IQY, JSP, LDB, MHT, MHTML, PHP |
サポートされるファイル形式の最新情報については公式サイトでご確認下さい。
Tenorshare 4DDiG レビュー
Tenorshare 4DDiG をレビューします。
今回はデジカメで使用しているSDカードを使用して、過去に削除したデータを復元してみます。
OSはWindows10を使用します。
過去に削除したSDカード内の画像を復元する
過去に削除したSDカード内の画像を復元してみます。
まず、Tenorshare 4DDiG を起動します。
紛失したファイルの元の保存場所を選択する画面が表示されます。
SDカードはEドライブとして表示されているのでEドライブを選択し「スタート」をクリックします。
復元するファイルを選択する画面が表示されます。
「すべてのファイルタイプをスキャン」をクリックします。
スキャンが始まります。
検出したファイル数と残り時間が上部に表示されます。
約6分でスキャンが完了し、419個のファイルが見つかりました。
見つかったファイルはエクスプローラーのようなインタフェースでウィンドウに表示されます。
この画面でファイルをダブルクリックするとJPGなら写真を表示することができます。
復元したいファイルにチェックを入れたら「復元」ボタンをクリックします。
次に復元先のフォルダを選択します。
復元先のフォルダを選択したら「復元」ボタンをクリックします。
復元が完了するまでしばらく待ちます。
終了したら「復元完了!」と表示されます。
「復元されたファイルを表示する」をクリックすると保存先のフォルダが開きます。
最近削除した写真はわりと復元できているようですね。
中には正しいJPGファイルとして認識されず、プレビューが表示されないファイルもあります。
正しく復元できていそうなファイルをフォトで開いたところ、画質は問題無さそうでした。
ファイル名に「repaired」が入っている物は修復したファイルでしょうか?
JPGファイルとして閲覧できますがかなりぼやけています。
復元できないよりは、画質が悪くても復元できるというのはいいことですね。
Tenorshare 4DDiG の気になったところ・良かったところ
Tenorshare 4DDiG の気になったところと良かったところをまとめました。
- 復元前にファイルのプレビューができることがわかりにくい。
- 復元までの手順が簡単。
- 写真修復機能でファイルが復元できる可能性がある。
- スキャン時間は6分程度で早いと感じた。(環境によって変わると思う)
残念なのが、ファイルのプレビュー機能がダブルクリックで可能なことがわかりにくかった点です。
全体的な感想としては、十分活躍できる復元ソフトであると思いました。
Tenorshare 4DDiG の評判・口コミ
TwitterでTenorshare 4DDiG の評判を調査しました。
Tenorshare 4DDiG の動作環境
Tenorshare 4DDiG の動作環境は次の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
CPU | 1GHz (32 bit or 64 bit)以上 |
RAM | 512 MB以上 |
OS | Windows11/10/8.1/8/7 Windows Server 2008-2019 |
ディスクの空き容量 | 200 MB以上 |
ファイルシステム | NTFS exFAT FAT16/FAT32 |
最新情報は公式サイトでご確認下さい。
Tenorshare 4DDiG 有料版の比較
Tenorshare 4DDiG は有料版のライセンスの形態が3つあります。
違いを次の表にまとめました。
項目 | 月間ライセンス | 年間ライセンス | 永久ライセンス |
---|---|---|---|
価格(税込み) | 5,478円 | 6,578円 | 10,978円 |
利用可能PC台数 | 1ライセンス 1PC | 1ライセンス 1PC | 1ライセンス 1PC |
ライセンス更新 | 自動 | 自動 | 不要 |
機能の違いはありません。
詳細は公式サイトにてご確認下さい。
まとめ
この記事では、削除したファイルを復元できるソフトウェア Tenorshare 4DDiG をレビューしました。
復元ファイルを選択するときにダブルクリックでプレビューできることがわかりませんでした。
メッセージやプレビュー表示のアイコンを置くなどインタフェースは少し改善してほしいと思いましたが、復元そのものの機能に関しては特に不満はありませんでした。
データの保存方法(ファイルシステム)に詳しくない人は、単純に復元できたかできなかったかの結果だけで良いソフトかどうかを判断しますが、そう簡単ではありません。
データを記憶している領域がファイルシステムで再利用されず残っているかどうかが何よりダイジです。
データを削除したり、フォーマットした場合はできるだけ早く復元を試してみましょう。
では。